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辿る旅
今週のRadio Triangleにゲストで出演していただいた、
芸術音楽作曲家・朴守賢さんのおっしゃっていたことがとても印象に残っております。

漠然とした不安が脳裏をよぎったら、
全神経をその感情に集中させる。
そこから、何故そのような感情が生まれたのかを逆に辿っていくことは、
音楽のみならず、あらゆる自己表現や、果ては人生にも通ずる“旅”なのだ、と。


実際はもっと長く、いろんなことを言うてはったので、
一言一句合っている自信はありませんが、僕の解釈を交えての引用という形にさせて頂きました。


最近漠然とした不安に苛まれて軽く凹んでいたのですが、
今日番組のHPを更新しながらこの言葉を思い出し、なんとなく勇気付けられました。

不安に逆に全神経を集中させるというのは、言うは易く行なうは難しという気がしますが、
実際向き合ってみれば、悩んでること自体がちっぽけに思えてきたりもするわけで。

で、こういった行為というか思考を、音楽で表現したのがタイトルの「辿る旅」という曲なのですね。
実際には「辿る旅 -a trip to retrace something-」という副題が付くのですが、
そういった解説を聞いてから改めて曲を聴いてみると、なるほどと思う面もあります。
歌詞があるわけではないのに、何かしら心に注ぎ込んでくるものがあるわけです。
いくつかの楽章に分かれていて、それぞれにもタイトルが付いていました。

クラシック方面はかなり疎い僕ですが、そういやベートーベンにも「第○楽章『○○』」とかありましたね。


世の中にはまだまだ自分の知らないことがたくさんあって、
劣等感を感じたり、ただただ圧倒されたり、不安に苛まれたり、色々ありますが、
誰かが言ったように、
知らない・出来ないをマイナスだと嘆くのではなく、
これから手に入れていく余地がたくさんあるんだ
と。

てことは後は手に入れていく努力をいかに惜しまないか、っちゅうことですな。

…とりあえず今日は寝ます。
by 北村将吾  by saccy_ba | 2005-11-13 01:09 | monologue
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