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10月3日。POWER LIVE 2010@心斎橋JANUS と、PSS卒業に寄せて。
6年半ほど通ったスクールの、最後のイベントでした。

途中からはスタッフにもなり、
様々な出会いを通して、僕の音楽生活は大いに広がりを見せてくれました。
それも全てこの場所がきっかけだったと言っても過言ではないでしょう。
通ってなかったらきっと今頃音楽やってないやろうし。





一足先にスタッフは辞めて、レッスンも辞めると決めてから、
このイベントには全精力を注ごう、と。
今まで一度も獲れなかった賞レース、狙っていこう、と。
思っていたハズなのに、
結局(元から思っていた通り)、音楽は勝ち負けじゃねぇや、って冷めちゃったというか、
逆にそれで気持ちはアツくなったというか、
とにかくパンディエロが楽しくなってしまって、
でも結局本番ではそれが披露できなくて。
とにかく、“根詰めて頑張った”日々でした。

助っ人で参加することになったMC応援合戦の、コントとAKB48のダンス。
これも楽しかった。
念願のH本さん本人と僕のモノマネの“ダブルH本”も披露できたし。

昭和歌謡バンド(ドラム)では、譜面見てたのに思いっきり事故やらかしてしまった。
ええ歳こいて、「ええトコ見せな」的な。ホンマにダサい。みんなに申し訳なかった。

ラテンバンド(パーカッション)では、もうとにかく楽しくてしょうがなかった。
ドラムのうっしーと絡むのもホンマにオモロかった。
こっちは「やりきった」感があった。

全ての出番を終えて、達成感の違いに愕然としてしまった。
スクールでの6年半を凝縮した現実を、突き付けられているような気持ちで、なんかムズムズした。

後日審査員の方から「比較対象がいなかったから、ベストパーカッショニスト賞はやめといた」と言われた。
演奏(というか、ギャグ以外)を褒められたのはほぼ初めてと言っても良かったのに、なぜか素直に喜べなかった。
出番を終えたあとのムズムズ感はしばらく消えなかった。
でも、その一方でさっさと頭が切り替わってしまっている自分なんかもいたりして。

「一旦離れると決めたから、これでいいのだ」

何度も何度も唱えているうちに、ムズムズは消え、
あとにはただただ感謝の気持ちだけが残った。

ご縁のある皆様、本当にありがとう。




今でも「パワーのスタッフさんですよね?」とちょくちょく聞かれたりします。
4年間という時間の力を感じる瞬間でもあります。
自分がカウンセリング(スクール説明会)をして入学を決意してくれた方が、
キラキラした笑顔で楽器を担いでスタジオに行く様子を見かけると、
ジーンとアツいものがこみ上げてきます。

「お陰様で、幸せでした」

この気持ちはずっと忘れません。
by 北村将吾  by saccy_ba | 2011-01-02 22:50 | music
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