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by 北村将吾 
昨日のつぶやきについて
まず、言葉足らずでご心配をおかけしてしまった皆様、ごめんなさい。
心配なんかしてねーよ、という皆様…オヨヨ。

さて、気を取り直して本題へ。
【お知らせ】本日より、主治医の勧めで断酒することになりました。大の酒好きでしたが、それも昨日まで。これからはノンアルコーラー、もしくはノンアルコリストです。ついでといっちゃアレですが、タバコもやめることにしました。正直まだショックもありますが、現実を受け止めて前を向くしかないです
5:29 PM Dec 8th webから
このtwitterでのつぶやきを見て電話くれたり声をかけてくれたり…。
ありがとうございます、僕は元気です。
ちなみにその後すぐまたつぶやきましたが、禁煙は今回もすぐ断念しました。
まあ一気にアレもコレもというのはね…。

というわけで断酒。
2日目の夜をむかえているわけですが、
これまでろくに休肝日ももうけていなかった僕にとっては、
すでに自己記録を更新して未踏の領域に足を踏み入れているような気分です。
街を歩いていてもTVを見ていても、美味そうに酒を飲む様子がやたら目に付くようになりました。
「よし、今から飲みに行こう」とか、「よし、この仕事が終わったらビール飲もう」とか思えば大して気にならないのでしょうが、
「うまそう…でも飲めない」ではツラい。と思うと思っていましたが、これが意外とそうでもなくて、
今のところとても安らかな気分で過ごしております。

急に完全に一滴も飲まない、というのは極端なのでは?
→お前にはムリなんじゃね?
→たまにはちょっとくらい良いんじゃね?
→そんな寂しいこと言わずに、まあ一杯どうだね。
などなど、様々なお声もいただきましたが、節酒でもなく禁酒でもなく、断酒である、と。
要するにアルコール摂取を無期限で断つ、というわけなんですが、
そもそもなぜこうなったのか、というお話を少しだけ。

さかのぼること西暦2004年。
当時飲食店で正社員として働いていた僕は、
ある日左足の甲がパンパンに腫れあがり、
靴は履けないわ、痛くて歩けなくなるわ…ということで病院へ。
ばい菌が入った(後にこれは誤診と判明)とか何とかで即入院。
抗生物質の点滴を毎日投与され、一ヶ月ほどで退院&復帰。
それから数ヵ月後、風邪が長引いて咳をし続けること2ヶ月間ほど。
朝起き上がろうとしたら胸に激痛が。
なんとか出勤して掃除などをこなすも、痛すぎてあぶら汗が止まらない。
顔色も真っ青だったらしく、鬼のようだった先輩もさすがに「病院行って来い」と。
肋骨にヒビが入っていたんですね。
なんで?ってなモンです。心当たりは咳くらいで、まさかお年寄りじゃあるまいし、23,4歳で…。
検査の結果はそのまさかでした。骨密度が低かったんですねえ。
それから毎年11月~12月くらいに検査に行ってました。
その様子はこのブログにも毎年綴っているので、おヒマな方は探してみてください。
自分でもさっき読んでみて、一人でめちゃ照れました。
まあこうやって何年後かの自分が読み返してニヤニヤするために日記書いてるようなモンなので。
9月上旬から止まってる日記も、年内には現実時間に追いつくように書いていきたいと思います。

話がそれましたが、要は20代にして骨粗鬆症の予備軍のような状態であることが発覚し、
それは生まれつきだったのを今まで気づかなかったのか、はたまた何かの病気なのか?
年々検査データを蓄積しながら、医学の進歩や医薬品の進歩とともに経過を見てきたこの6年間。
命に別状のあるような病気の可能性というのは早々と消えていたので、
途中からは毎年気楽に、健康診断くらいのノリで行ってたのですが、
7回目となった今年の検査結果を聞きに行って、事態は一変。
経過観察から徐々に予防・治療へとシフトしていく、という感じでしょうか。
このまま放っておくと、40歳くらいでまともに働けなくなる、と。
確かにデータがそれを物語っているのが自分でもなんとなく読み取れたので、大げさに言っているのではなさそうです。
年に一回だった検査は、3ヶ月に一回へ。処方した薬の効き目をみて、必要があれば薬を変えていくそうです。

で、断酒。
骨粗鬆症といえば高齢の女性に多い病気ですが、男性で罹る人は大酒飲みが多いそうです。
アルコールが直接骨を弱くするという医学的根拠はまだきちんと証明はされていないけど、
統計的には確実にそうで、医学界でも常識だ、と。
「一回の骨折で2ヶ月は安静が必要なのを、年に2~3回繰り返す。
一年のうち半分は仕事を休むと、最初は診断書を提出してどうのこうの…。
そのうちクビになって、仕事もできず治療費も自分では稼げず…」という患者さんがウチにはいっぱいいる。
そうなりたくなかったら、酒が飲めないくらいどうってことないでしょ、と。
今は良い時代で、ノンアルコールビールも慣れたら美味しいのがいっぱい出てるよ、と。
発泡酒や第3のビールにも慣れたんなら、ノンアルコールにもきっと慣れるよ、と。

まあざっとこんな話を延々されたわけです。

好きなものをガマンして長生きするくらいなら、太く短く生きた方が…なんて言いますが、
普段いちいち意識してはいられないような「人生は有限である」という事実を突きつけられると、
やはり僕は健康に長生きしたい、と思う性分のようです。
というか、「ビールの為ならあと10年で体がまともに動かなくなってもいい」とは思わなかった、ということでしょうか。

それと、「酒を飲め」というお医者がいるハズもないわけで、
これまでも年を追うごとに少しずつ医学が進歩して明らかになることがあったり、新薬の認可がおりたりしてきたように、
あと5年も10年もすれば、きっと骨粗鬆症にも良い薬がもっと出るでしょう、と。

僕の場合は、ホルモンバランス、あるいは(かなりざっくり言うと)体質的なモンがちょっとおかしい、という程度らしいので、
無期限とは言うものの、ホルモンバランスや体質が改善されればまた飲めるんじゃないか、と思ってます。
ただ、そう思っていては決意も揺らぎそうなので敢えて「完全な断酒」を宣言した、というわけです。
よくドラマなんかで患者が医者に「自分の体は自分が一番よくわかってるんだよ!」なんて逆上するシーンがありますが、
そういう患者さんの気持ちも少しはわかる気がします。少しだけね。

実際、毎日毎日一人ででも理由も無く飲んでいたので、飲酒がクセみたいになってたのですが、
そういった「あまりよろしくない習慣」から抜け出す良い機会なんじゃないか、とも思ってます。

お酒にはこれまでたくさんの恩と、いくつかの失敗もありましたが、
自分とお酒というものの関係を考え直す良い機会でもあると思います。
いろんなことを振り返っていると…思い出すなぁ。あ、いや、なんでもないです。

矛盾するようですが、これからもお酒を飲む機会はきっとあると信じています。
ただ、「当たり前」でも「習慣」でもなく、とてもありがたいものとして、そこにあるでしょう。
そんな日を迎えるまでは、自分に誠実に、ノンアルコールライフを楽しみたいと思います。

長々とした駄文を最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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by 北村将吾  by saccy_ba | 2010-12-10 03:16 | monologue